この記事では、67歳の私がチャットAIにハマったきっかけを紹介したいと思います。
最近、ChatGPTという単語をネットで見かける機会が多くなった。たわいもない質問をして、ChatGPTからの回答を何度か見てみた。「機械だけど会話が成り立っている」という印象を持った程度で、実用目的で使ったことはなかった。
きっかけは「昼呑みのお誘い」
きっかけは、友人からの一言「今度、土曜日に北千住で昼呑みに行こう」。私も行ってみたかったし、願ってもないお誘いだった。いざGoogle検索で店探しをしてみると、意外と面倒だった。昼営業している店をやっと探し当てても「15時開店」だったり、土曜日は休みだったり。
ChatGPTに聞いてみた
そこで、ふと思いついた。「ChatGPTに聞いてみたらどうなるか」。
「北千住で昼呑みできる店を教えて」と入力すると、すらすらと答えが返ってきた。「おお、これは便利だ」と思ったのも束の間、おかしなことに気がついた。
4店ずつしか教えてくれない。十数店舗ほど聞いたところで、なぜか5店舗が同じ住所になっている。そして、1件ずつGoogle検索で確認していくと、すでに閉店している店まで混じっている。
そのときは、10店舗ほどを選び、1店舗ずつGoogle検索で営業時間や住所を確認し、最後はGoogleマップで所在場所を確認して終えた。
AIは嘘をつく?
今回のChatGPTの回答では、「閉店してしまった店が含まれていた」など、使い物にならない情報が含まれていて、Google検索で一つ一つ調べて確認していく必要があった。 「AIは嘘をつく」とよく言われる。でも「機械は指示通りに忠実に回答する」と考えてみると、違う見方があるのではないか。 AIが嘘をつくのではなく、ウェブに存在する新旧雑多な情報から検索した結果を回答として出してくる。その元情報に古い情報も含まれていれば、回答にも古い情報が含まれているはずだ。 だったら「現在も営業している店」と条件を加えてAIに質問すればよいのではないか。実際、これで回答の質は大きく向上した。つまり、人間の側の質問の仕方も重要だということだ。
この経験から学んだ3つのこと
(1) AIは時点を指定しないと新旧の情報が混在する
AIはウェブ上の新旧さまざまな情報をもとに回答する。そのため、閉店した店や古い情報もそのまま含まれてしまう。だからAIを使う側は「◯年◯月時点で営業していること」といった時間的な条件を明示する必要がある。つまり、時点を指定しないと情報は混在する、という前提で使うことが重要になる。
(2) 指示は短く、箇条書きで
人間相手でも、一度にあれもこれもと聞いても、すべての質問に答えてくれるとは限らない。AIも同じ傾向があり、質問を見落とすことがある。だから、できれば指示は1つか2つに絞る。3つなら「指示は3つ。①…②…③…」のように整理して伝えると、AIも質問を正確に理解して、きちんと答えてくれる。
(3) AIの回答は、常識でチェックする
AIは人間の指示に忠実に答えてくれる。しかし、その回答のもとになった情報が古く、内容が実際とは異なることがある。また、人間相手でも、相手が理解に困るあいまいな質問をすれば、まともな回答は返ってこない。人間の盲点のひとつは、自分自身の発言や行動に注意が向いていないことのようだ。だからこそ、AIからの回答を自分の常識で判断することが重要になる。
こうした経験から、AIの回答をいかに自分が必要とする形にするか、いくつかのコツに気づいた。実はあとで有料プランに加入したのだが、回答の質は上記以外にもAIのモデルによって大きく異なるということは、使い込んだあとにわかった。詳しい話は、後の回で触れたいと思う。
これが、67歳の私がAIにハマったきっかけです。
